大学入試のWEB出願、どこまで進んでる?

中学、高校、大学と、入試シーズン真っ最中ですね。
なぜこの寒い時期に入試なのかなと思いつつ、
みなさんが体調に気を付けて試験にのぞめますよう、祈っています。
さて本日は、大学入試のにおけるWEB出願化についてです。
個人的には中学入試と比べて進んでいるという印象を持っていましたが、
調べてみるとまだWEBだけで完結するものが少なく、郵送と併用もしくは郵送のみ、も多いです。
まず、大学入学共通テストについて。2025年実施の大学入学共通テストは郵送で出願をし、後日受験票が郵送で送られてくるスタイルです。テスト当日は受験票に写真を貼って持っていきます。共通テストを合否判定に使用する大学に出願する際には、受験票に付属している「成績請求票」というチケットを書類とともに大学に送ります。かなりのアナログです!
とはいえこの方式は今回のみ。次年度からは、WEB出願、WEBでの受験票発行となるそうです。
大学ごとの出願については、現在ほとんどの大学がインターネット出願方式を取り入れています。
大学ごとに独自のシステムを採用している場合と、いくつかの大学で共通したシステムを採用している場合があります。
ただし、WEB上で完結する大学はほとんどないと言ってよいでしょう。
ウェブサイト上で出願情報を入力し、オンライン決済した後、多くの大学では入力情報をプリントアウトし、高校からの調査書、共通テストの成績請求票とともに郵送しなければなりません。調査書がデータ化しない限り、この郵送プロセスを無くすのは難しそうです。
出願のための共通システムとして多くの大学が採用しているのが、株式会社ODKソリューションズが提供している
UCARO(ウカロ)というシステムです。
https://ucaro-univ.net/
2025年度入試では国公立大学も含め全国で112大学がこのシステムを採用しています(一部ポータルのみ採用)。
出願に必要な個人情報が共通して使える、出願情報が一括して管理できる上、受験番号や郵送書類が届いたかどうかも確認ができます。
受験後は合否の確認、入学手続きまでできるようで、複数の大学を受験する方にとってはありがたいですね。
とはいえ今回大学入試について調べてみて、中学入試のWEB出願のほうがシンプルだな、と感じました。
現在お子さまが小学生の方にとって、数年後の大学入試がもう少しわかりやすくシンプルになっていますように(清水)。